オンラインで学ぶ動作の基盤となっている姿勢制御の評価に特化したCCRAの入門コース
3か月(月2回×3)
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士
30名
姿勢制御の評価方法を解剖学、生理学、運動学などの基礎学問それぞれの観点から学び、段階的かつ反復した実技プログラムで動作の基盤となる姿勢に対しての評価を学びアプローチへと応用ができるスキルを身につける
歩く、食事をする、お風呂に入るなど、人が活動するためにはその活動に応じた姿勢や動作を行う必要があります。
我々セラピストにとって、この姿勢と動作を評価することは患者さんの目標とする活動を達成するためには必要不可欠です。しかし姿勢や動作の評価は数字で表すことが難しく、質的な評価であるため、知識と経験が重要となります。
そのため、若手セラピストが脳卒中のリハビリを行う場合に上図のような事態、片麻痺患者さんならば大体の人が当てはまる問題点の描出のみに陥りやすく、どんな患者さんにでも同じような介入を行ってしまったり、毎日同じ訓練メニューを繰り返し行ったりしてしまう現状があります。
言いかえると、姿勢や動作の質的な評価を習得できると、目の前の患者さんに合わせた効果的なリハビリテーションが展開できます。
オンラインコースでは3ヶ月かけて
・解剖学、運動学、神経生理学など多角的な分野から姿勢制御の理解を深める
・臨床で使用できる姿勢の評価方法と、よくある姿勢の問題点に対しての介入方法を学ぶ
・能動的なオンラインコンテンツと臨床の併用にて技術の習得を促進する
にて質的な評価である姿勢制御の評価の習得を目指します。
単なる方法論の習得では無く、患者さんの身体の使い方が良い状態か、非効率な状態か、その場合どこに問題があるのかを把握できるようになり、介入を行っていく上での改善をしているかどうかの判断指標となります。
今後、どのようなアプローチ法やテクニックを学ぶとしても、BASICコースで獲得できる基盤的な評価は脳卒中のリハビリテーションを行う上で一つの指針となるでしょう。
学習とは能動的に行うことがとても重要です。通常のオフラインセミナーと比べてオンラインセミナーでは講師からの一方的な情報提供となりやすくどうしても受動的となってしまいます。
そこでCCRAのオンラインセミナーでは、「能動的な学習」をテーマに以下の2つを重要視しています。
適切な評価を行う為に最も重要なことは「自分の身体で体現できる」ことです。
自分で判断できる、自分の身体で知っていることしか評価することは出来ません。
オンラインセミナーでは実際の評価の動きを主軸に、触診、視診を用いながら評価手法の学習を行います。またいくつかのワークを通じてより深まる構成となっています。
隔週日曜日での2日間というセミナー構成にて、セミナーで学んだことを臨床で実践し、実践してうまくいかなかった事、疑問に思った事などが2日目のセミナーにて解決し、より学びを深めることが可能です。
また、神経生理学、運動学、運動連鎖と3つのセミナーでトータル3ヶ月をセミナーと臨床のサイクルで進めていくことができ、継続的な学びにて習熟が促進されます。
オフラインセミナーではアプローチのテクニックをお伝えしていますが、オンラインセミナーでは伝達が難しく、アプローチの内容は省かれています。その分評価手法の習得を目指した構成となっています。
しかし、評価が適切に行えているかどうかを判断するには何かしらの介入が必要です。CCRAオンラインセミナーでは代わりにご自身が今使っている手法(ROMでもスクワットでもどのようなものでも大丈夫です)を当てはめる考え方をお伝えします。
オンラインコースを受講した場合、今後該当するBASICコースをお申し込みの際に、オンライン受講料分を差し引いた金額で受講が可能となります。つまり今後BASICコースを受ける場合は、実質オンラインコースが実質無料です。
本来BASICコースを受講予定であった方々に向けて学習の場として活用して貰えればという思いです。もちろんオンライン単発のみの受講も可能ですので、自身の学習に役立てて貰えれば幸いです。
現在、延期となっているBASICコースですが、再開した際を楽しみにお待ちいただければと思います。
姿勢コントロールは神経伝導路、感覚系、筋骨格系、周辺環境や内部表象など様々なシステムから成り立っています。つまりこれらのシステムに対して働きかけることで姿勢コントロールに対して介入することが可能です。セミナーでは特に神経伝導路や感覚系のシステムについて理解を深めつつ、実技を交えながら姿勢コントロールの評価方法を学びます
姿勢コントロールの中で筋骨格系の要素は外せません。良い姿勢とは楽であり動作に円滑に移行できることが条件ですが身体部位の位置関係、重心位置によって大きな影響を受けます。また、これらは筋肉や関節のアライメントによって変化します。解剖学・運動学から姿勢コントロールを紐解くことで、姿勢から問題点の描出を行い介入する部位を決定する方法を学びます。
姿勢コントロールと運動コントロールは密接な関係を持っています。静止している「姿勢」ならば落ち着いて評価や介入が可能ですが、動いている「動作」の場合、途端に難しくなります。姿勢と動作を結びつける運動連鎖について理解することで、姿勢の見方から動作の見方へと発展させていく方法を学びます。姿勢がテーマであるBASICコースで学んだことを動作がテーマであるADVANCEコースへと連携していくセミナーとなっています。
主に2つの申し込みがあります。
オンラインの3つのセミナーを全て受けることで姿勢コントロールに対する評価を包括的に学べるように構成されておりますので、一括コースを推奨しております。
より受講していただきやすい様に一括コースでは以下の特典がついております。