動作の基盤となっている姿勢の評価・介入に特化したCCRAの入門コース
3~4か月(月2回×3)
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士
14名
姿勢制御の評価と介入方法を解剖学、生理学、運動学などの基礎学問それぞれの観点から学び、段階的かつ反復した実技プログラムで動作の基盤となる姿勢に対しての評価・アプローチができるスキルを身につける
歩く、食事をする、お風呂に入るなど、人が活動するためにはその活動に応じた姿勢や動作を行う必要があります。
我々セラピストにとって、この姿勢と動作を評価することは患者さんの目標とする活動を達成するためには必要不可欠です。しかし姿勢や動作の評価は数字で表すことが難しく、質的な評価であるため、知識と経験が重要となります。
そのため、若手セラピストが脳卒中のリハビリを行う場合に上図のような事態、片麻痺患者さんならば大体の人が当てはまる問題点の描出のみに陥りやすく、どんな患者さんにでも同じような介入を行ってしまったり、毎日同じ訓練メニューを繰り返し行ったりしてしまう現状があります。
言いかえると、姿勢や動作の質的な評価を習得できると、目の前の患者さんに合わせた効果的なリハビリテーションが展開できます。
BASICコースでは3〜4ヶ月かけて
・解剖学、運動学、神経生理学など多角的な分野から姿勢制御の理解を深める
・臨床で使用できる姿勢の評価方法と、よくある姿勢の問題点に対してのテクニックを学ぶ
・豊富な実技時間と反復練習を行う
にて質的な評価である姿勢制御の評価・介入の習得を目指します。
単なるアプローチ方法の習得では無く、患者さんの身体の使い方が良い状態か、非効率な状態か、その場合どこに問題があるのかを把握できるようになり、介入を行っていく上での改善をしているかどうかの判断指標となります。
今後、どのようなアプローチ法やテクニックを学ぶとしても、BASICコースで獲得できる基盤的な評価・介入は脳卒中のリハビリテーションを行う上で一つの指針となるでしょう。
姿勢コントロールは神経伝導路、感覚系、筋骨格系、周辺環境や内部表象など様々なシステムから成り立っています。つまりこれらのシステムに対して働きかけることで姿勢コントロールに対して介入することが可能です。セミナーでは特に神経伝導路や感覚系のシステムについて理解を深めつつ、実技を交えながら姿勢コントロールの評価や介入の方法を学びます
姿勢コントロールの中で筋骨格系の要素は外せません。良い姿勢とは楽であり動作に円滑に移行できることが条件ですが身体部位の位置関係、重心位置によって大きな影響を受けます。また、これらは筋肉や関節のアライメントによって変化します。解剖学・運動学から姿勢コントロールを紐解くことで、姿勢から問題点の描出を行い介入する部位を決定する方法を学びます。
姿勢コントロールと運動コントロールは密接な関係を持っています。静止している「姿勢」ならば落ち着いて評価や介入が可能ですが、動いている「動作」の場合、途端に難しくなります。姿勢と動作を結びつける運動連鎖について理解することで、姿勢の見方から動作の見方へと発展させていく方法を学びます。姿勢がテーマであるBASICコースで学んだことを動作がテーマであるADVANCEコースへと連携していくセミナーとなっています。
主に2つの申し込みがあります。
現在新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の一環で一括コースのみの受付とさせていただいております
BASICの3つのセミナーを全て受けることで姿勢コントロールに対する評価と介入を学べるように構成されておりますので、一括コースを推奨しております。
より受講していただきやすい様に一括コースでは以下の特典がついております。