動作の成り立ちから場面ごとの筋活動の評価・促通まで動作の分析・介入方法が学べるCCRAのメインコース
4か月(月2日×4回)
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士
CCRA BASICコースの内最低1つを受講済みであること
10名
起き上がり、起立、歩行などの基本動作や上肢活動において動作を分解することによってそれぞれ場面ごとに評価するポイントを学び、段階的かつ反復した実技プログラムで様々な動作に対してアプローチができるスキルを身につける
立つ、歩く、投げる等、人間が動作を行う時は
多数の筋肉が協調して働いています。
また、この筋肉の協調した活動は一つ一つ意識して行っているのでは無く、中枢神経系にてコントロールされて行われています。
つまり、ADL(日常生活動作)や活動に対してリハビリテーションを行なう際、単独の筋の活動を促通するだけでは不十分で、活動の種類や周辺環境に応じて、複数の筋が適切なタイミングで、適切な量で活動できるように介入しなければいけません。
その為には、動作を場面ごとに分解し、それぞれの場面でどのような活動が起こっているのか動作の成り立ちを理解した上で、各場面での筋活動を読み取るための手で感じる能力を養う必要があります。
Advanceコースでは4ヶ月かけて
・起き上がり、起立、着座、歩行、上肢活動の動作でどのタイミングで何を評価するべきか理解できる
・ポイントごとにおける筋活動の評価と介入する方法を学ぶ
・豊富な実技時間(実技は講義の2倍の時間です)、徹底した反復練習にて技術の習熟を図る
を行い、動作の分析の行い方、それぞれの動作に応じた筋活動の促通方法の習得を目指します。
Basic、Advanceコースを受講することで、患者さんの姿勢や動作時の筋活動をどんな場面でも評価することができ、どんなタイミングでどのような活動を引き出せば良いのか、その際、どのような介入を行えば良いのか、また、介入の結果、改善したかどうかを自身にて判断できるようになり、患者さんに応じた個別的なアプローチを自信を持って提供できるようになるでしょう。
起居動作の問題点として麻痺側の上肢が引けてしまい寝返りが出来ない、上体を起こすことが出来ないなどが挙げられます。これらが何故出来ないのかを考えるためには、その動作を分解することが必要です。起居動作の場合、背臥位から側臥位に移るまで、肘をついて上体を起こすまでなどに分かれていきます。これらの場面ごとにどのような身体の機能が必要なのか、ポイントを把握しながらポイントごとの評価と介入方法を学びます
立ち上がりの際にお尻が持ち上がってこない場合に「お辞儀をするように」と声かけする場面をよく見かけます。お尻が動かない原因は脊柱、骨盤、股関節の動きやハムストリングスの活動など複数の要素が関与しており、一つの介入方法のみでは対応出来ません。立ち上がり、着座動作それぞれの場面においてどのような要素が問題となるのか、一つ一つの要素の評価方法やアプローチを習得し、動作が出来ない原因に対して個別的な評価や介入方法を学びます
歩行の動作分析は他の動作に比べ進んでおり、正常歩行とされるデータもあります。しかし動作の観察のみでは実際にどのタイミングでどの筋肉が働いているか判断することが難しく、問題点を絞りきれない実情です。各歩行周期にて確認するべきポイントを押さえ、それらのポイント一つずつの評価・アプローチを習得することで、歩行動作時の筋活動を評価し問題点を描出し、適切な介入を行える方法を学びます
生活動作を行う上で上肢機能は欠かせません。また、上肢機能は運動要素以外にも、周辺環境の影響や感覚要素にて動き方が大きくが左右されます。セミナーでは上肢機能の運動要素を基盤的なものとして捉え、リーチ動作、把握動作、物品操作の3パターンに分け、それぞれで重要なポイント、ポイントを評価・介入する方法を習得し、上肢機能の基盤的な評価と介入方法を学びます
主に2つの申し込みがあります。
ADVANCEのテーマである動作の評価や介入方法の習得は4つのセミナーを全て受けて頂くことで達成できるようなセミナー構成となっております。単発の受講よりも受講していただきやすいように一括コースでは以下の特典がついております。