こんにちは。CCRA認定インストラクターの岡澤です。
CVA患者さんの離床を進める上で、ポイントになるのが寝返り動作です。
この寝返り動作に支障がある場合、あなたはどのような問題点を挙げますか?
まず挙がるのは、麻痺側肩甲帯の回旋に問題があるということでしょうか。
それに、骨盤が回旋しないという問題も挙がりそうです。
それらももちろん問題点としては挙がるべきものですが、これだけでは不十分です。
他にどこに問題があるのかというと、それは「支持基底面」です。
運動が起きる場合、動きが起きる部位がある一方、身体のどこかに固定部位が存在します。
非麻痺側への寝返り動作の場合、
麻痺側肩甲帯が回旋するためには、
非麻痺側の肩甲帯がベッド面に支持基底面として成立していなければなりません。
先日大阪で開催されました、ベーシック運動連鎖編では、
この支持基底面がひとつのキーワードとなっています。
片麻痺を呈するCVAという疾患は、
どうしても麻痺側の運動について目がむきがちですが、
この支持基底面を意識しなければ、動作の改善が図れません。
運動連鎖が身体に起きるためには、
一部の筋活動、関節運動だけではなく、
複数の筋・関節の協調した動きが求められます。
運動が起きる部位、支持基底面、運動連鎖が起きる条件。
この3つを意識した上で、各動作を見ると、介入のポイントをつかむことができます。
運動連鎖編では、運動連鎖を基盤とした評価・介入方法をお伝えしております。
大阪では終了しましたが、東京・福岡・仙台会場はまだ受付中ですよ。
お読みいただき、ありがとうございました。
CCRA認定インストラクター
岡澤 頼宏
「CCRAベーシック 運動連鎖編」
東京会場:2018年6月23,24日(土日)
福岡会場:2018年7月7,8日(土日)
仙台会場:2018年11月3,4日(土日)
CCRAベーシックセミナーをひとつでも受講すれば、
アドバンスセミナーを受講することができます。
受け付ける受講生数は10名までと、少人数制のセミナーとなっております。
ADLへの介入が行えるようになりたい方、
動作分析ができるようになりたい方、
CVAのリハビリを突き詰めたい方におススメします!